Fuse CCモデルをVR/AR – MixamoとSketchfabで –

Fuse CC 仮想Windows Paperspace Sketchfab

仮想WindowsのPaperspaceのAdvanced版ではAdobe CCアプリがインストールできて、Photoshop2019をダイレクトインストールするとGPUを使った3Dモデル作品の制作が可能です。今回は、Fuse CCで作った3DモデルをMixamoサイトでアニメーションをして、3DCG総合サイトのSketchfabにアップロードしてVR / ARで作品を公開する方法を紹介します。

はじめに

以下の記事で、仮想WindowsのPaperspace(Advanced版)を日本語化して、Adobe CCアプリをインストールして、Photoshop2019をダイレクトインストールすることで、Fuse CC(ベータ版)をインストールして3Dモデルを作って、Photoshopに読み込んで3Dモデル作品を制作する方法を紹介しています。

今回は、Adobe MixamoサイトにFuse CCで作った3Dモデルを送って、オートリガーでアニメーション化してプリセットのアニメーションを適用し、FBXファイルでエクスポートして3DCG総合サイトのSketchfabにアップロードして、VRで見回せたりダウンロードできるようにし、スマホのSketchfabアプリでAR表示を楽しむ方法について紹介します。

Fuse CCで3Dモデルを作成

適当にアイテムを順に選んで3Dモデルを完成させます。

今回はMixamoでアニメーションを設定してSketchfabで公開します。

右上の左側ボタン「Send to Mixamo」をクリック。Photoshopの3D機能で使いたい場合は「Save to CC Libraries」にします。

適当な名前を付けて「Save」をクリック。

自動的にPaperspace上でブラウザーが開いてMixamoサイト上で「Auto-Rigger」が起動しアニメーションが可能な状態になります。

右下の「Finish」をクリック。

ANIMATE」をクリック。

左側のアニメーションパネルから適当なアニメーションを選びます。

右上の「DOWNLOAD」をクリック。

上記のような設定を確認して、FBX形式で「DOWNLOAD」をクリック。

保存」をクリック。今回の.fbxファイルの容量は8MBだったので、Sketchfabへのアップロードファイルの上限50MBより小さいです。

ChromebookWindwos PCをChrome OS化するCloudReadyでChrome OSで使う場合はGoogleドライブにアップロードしておきます。

Paperspaceで作業を終了する場合は、Paperspaceの右上の電源ボタンから「Shutdown machine」を選んでシャットダウンします。「Shutdown machine」がメニューに無い場合は、「Back to Console」でいったんコンソール画面に戻り、右上の「Shutdown」ボタンをクリックしてシャットダウンします。

左上のステータス表示が「Off」になれば、ログアウトします。

Sketchfabにアップロードして公開

以下の記事を参考にして、Sketchfabサイトにアップロードして公開します。

https://sketchfab.com/3d-models/jazz-dancing-317656b0d6e54c5d9443deb098866f46

まとめ

AR対応のスマートフォン(iOS13以上対応のiPhoneや比較的新しいAndroid機種)では、SafariやChromeの最新版アプリで「カブトムシ」などでGoogle検索するとVR表示のカブトムシが表示され、ARビュアーボタンをタップすると、自宅の床などの景色の中にカブトムシを置いて見回せます。

https://chrome-vr.com/2020/08/ar-beetle-google-search-smartphone-ipod-touch.html

しかし、AR対応していない端末の場合はAR表示ができませんが、その場合でもSketchfabアプリのAR機能を使えば、多少不安定ではありますが、AR表示がある程度可能です。

以下は、Fuse CCで作った3DモデルをSketchfabにアップロードした例です。アニメーションしています。

この作品はモデルを床に置いていないので宙に浮いているせいか、ARで自宅の床に置けませんでした。

そこで、アニメーションで床に置いている以下の作品(VRoid Studioで制作)を試したところOKでした。

照明の光や影は、環境光に応じて自動的に3Dモデルに反映しています。

ではでは、きらやん

Chrome 3Dの最新情報をお届けします

投稿者プロフィール

吉良 浩明
吉良 浩明Chrome 3D 管理人
広島市出身で函館市在住の68歳です。年金生活をしながら函館のレオパレス21に移住して新しい発想でシンプルライフを実現したいとVRオタクのミニマリストを目指します。

20年前から始めた3DCG/VRのスキルをサイトで情報発信し共有する活動を進化させ、Kindle電子出版やNFTマーケット(OpenSea)への出品、3DCG総合サイト(Sketchfab)での作品公開、メタバース(Spatial)での作品公開のトライアルなどを開始しています。

趣味は楽器演奏で、ピアノやバイオリンを18年前から習い始め、今はデジタル管楽器のローランド エアロフォン(AE-05)をZoomによるオンライレッスンで習い始めました。音楽ファンとしていろいろなジャンルの音楽を聴きます。DTMや3DCG/VRなどで作品を作るのも好きです。

よろしくお願いいたします。
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